資質は、あなたの中で今日も静かに、時に激しく会議を開いています。
誰にも気づかれず、けれど確かに、あなたの言動の背景でさまざまな声を交わしています。
たとえば「責任感」と「共感性」が両方とも上位にあるとき、こんな会話が聞こえてくるかもしれません。
「約束はちゃんと守らなきゃ」「でも、困っているあの人も助けたい」。
どちらも譲れない思い。結果として、頼まれごとを断りきれず、気づけば仕事が山積みに……気づいたときには夜。
これは、資質たちが議長不在のまま会議を続けているサインかもしれません。
そんなときは、自分が議長となってルールを決めてみるのがおすすめです。
たとえば、「急ぎでない依頼は一晩置いて返事をする」と宣言してみる。
それだけで「責任感」は約束を守る余裕が生まれ、「共感性」も罪悪感なく仕分けができるようになります。
資質の声に優先順位をつけるだけで、行動がずいぶん軽やかになるのです。
別の場面では、「着想」と「慎重さ」が議論しているかもしれません。
新しいアイデアがひらめくたびに、「でもそれってリスクはない?」とブレーキがかかり、考えが堂々巡りになってしまう。
思考がぐるぐるして疲れてしまう、これもよくあるパターンです。
ここでも、順番を決めてあげるだけで状況は変わります。
たとえば、「ひらめいたアイデアはひとまずメモしておき、翌朝に冷静な目で見直す」。
こうすることで「着想」は自由にひらめくことができ、「慎重さ」は後からじっくりチェックするという得意な役割を果たせます。
どちらも無理に止めたり否定したりする必要はありません。
大切なのは、資質を「良い・悪い」で裁かないこと。
それぞれの資質がどんな役割を担い、どんな声を発しているのかに耳を傾けること。
そして、自分自身がその会議の“議長”になって、場の進め方を整えていくことです。
まずは、あなたの資質の中から2つだけ選んで、どんな会話をしているか想像してみてください。
もし声がぶつかっているなら、そっとルールを決めてあげる。
「この場面ではあなたに先に話してもらおう」「今はこの資質を静かにしておこう」。
それだけで、あなたの中の才能たちは安心し、静かに、でも確かに、あなたを支えてくれるようになります。
資質たちがもつそれぞれの力を、もっと自由に、もっと自然に使いこなしていくために。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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