動機づけの理解が大切な意味
当たり前ですが、資質の組み合わせを読み込むには、まず一つひとつの資質をしっかり理解しておく必要があります。 その際に私がこだわっているのは、資質の一つひとつのその特徴的な振る舞いをもたらす動機づけを理解するということです。 すなわち、 「なんでそういう振る舞いになるのか?」 を知りたいのです。 私自身が“なぜ”を追求しがちな「分析思考」上位だということもありますが、それだけが理由ではありません。 一つひとつの資質の動機の部分を理解するのは、自分とは違う人をより深く理解する上でも大事なことだと思っています。 すなわち、他者の自分にはあり得ない振る舞いがどういう理由からそうなるのかを理解することが大事だということ。 たとえば、わかりやすいところで説明すると、「活発性」の人の特徴は、何でも早く始めたいということです。 「活発性」は、影響力の資質でもあるので、結果的に他の人を「早く、早く!」とせっつく資質でもあります。 一方、もしせっつかれた側が「慎重さ」上位だったりすると、特に初めてのことに関しては動き出す前にしっかりと準備をしたくなるので、せっつかれることがあまり心地良くはありません。 ここで両者の考え方の違いを見ていくと、「活発性」の人には、 「そもそもやってみないとうまくいくかどうかはわからない」 という考え方が根底にあります。 だからこそ、立ち止まって考えていても仕方ないという感覚から、とにかく早く動くという振る舞いにつながるわけです。 一方「慎重さ」上位の人は、物事はたとえ初めてのことであっても最初からうまくいかせるが前提にあります。 すなわち、最初から“うまくいく”が前提であり“うまくいかない”は想定外なのです。 こうやってお互いが何を大切にしているからそうなるのか、どういうところに価値を置いているからそうなるのか等、それぞれの資質の根っこにある部分を知ることで、感覚としてはわからなくとも、少なくとも頭では「そうなのか!」と理解できるようになります。 人はどうやら“わからないコト”に対しては拒否反応を示す動物のようです。 逆に言えば、「なぜそうするのか?」がわかりさえすれば歩みよることができます。 ここまでは、他者理解の部分です。 もう一つは、自分自身が自分のことをより深く理解することの大切さです。 自分にとって当たり前のことって、改めて「なぜそうするのか?」なんて考えることはあまり無いと思います。 だからこそ、その当たり前を当たり前としていない人とすれ違う。 「自分がなぜそうするのか?」 を言語化できていれば、自分と違うものを大切にしている人に対して自分の振るまいの理由を明確に説明できるようになります。 すなわち、こちらからの歩みよりで相互理解、相互尊重を促すことができます。 ということで、自分の上位資質は上位資質なりに、下位資質は下位資質なりにその動機づけを理解する大きな意味があると思っています。 34資質徹底理解講座では、100名近い皆さまとその点を深めていきたいと思います。
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