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「役に立つ = 価値がある」に行かない理由

今日もまたご質問に回答します。

「役に立つ = 価値がある」に行かない理由


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知識さんはコーチとして人の役に立っていると思います。

それでは無価値感は解消しないのでしょうか?

私は、人の役に立って初めて価値のある人物に近づくと思っています。

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ありがとうございます!

ものすごく本質的な問いでありがたいです。

恐らく、同じようなことを思われた方が多くいるのではないかと思います。

例によってこれから書くことはこれが正しいということではなく、私なりの一つの考え方だと受け取っていただければと思います。

まず、人の役に立つことで自分の価値を感じられる、これはもちろん誰でもあると思います。

私自身もそうです。

ストレングスファインダー®の資質で言えば「自我®」が高いので、むしろ人の役に立ってナンボですらあります。

そして、今の仕事は仰るように人のお役に立てる場面が多々あります。

だから、とても充実感の高い仕事が出来ている実感もあります。

それでも私にとって人の役に立っている自分に価値を感じることは、同時にとても危険なことでもあると思っています。

それはなぜかと言えば、人の役に立つことが自分の価値だとすると、その裏返しも成り立ってしまうからです。

すなわち、人の役に立てない自分には価値がないとの思い込みです。

ここはもちろん、人の役に立つということをどう定義するかによりますが、何か目に見える形で役に立っていないと価値が感じられないとすると、自分が感じている役立ち感って一過性のものになってしまいかねません

だって、365日、24時間、目に見える形で誰かの役に立っているってあり得ないですよね?

そして、人は時々必ず失敗を犯します。

人の役に立つどころか人に迷惑を掛けてしまうことだって“絶対に”あります。

「役に立つ=価値がある」で捉えていると、「迷惑を掛ける=価値がない」になってしまいますね。

すると自然と「迷惑を掛けないようにしなきゃ!」の縛りが入るし、より人の役に立てるようにと頑張り続けることになります。

もちろん、それはそれで自分の喜びだったりもするけれど、それが過ぎればやっぱりしんどくなりますね。

「最上志向®」x「自我®」の私は典型的にそうですし。

「責任感®」で、人に迷惑を掛けてはいけないとの思い込みもがっつり入っているし。

要は何が言いたいかというと、私の基準はすべて「どういうあり方でいれば幸せか?」でしかないのですが、「役に立つ=価値がある」にしてしまうと、限定的な幸せ感でしかないよなぁと思うのです。

だから、私にとって自分の価値を感じられるというのは、無条件に、何が出来なくても自分には価値があると思えていることを指します。

そこを目指しているのです。

ここまで書いたことに質問者の方がピンときていないとしたら、例によって今が幸せなのだと思います。

なぜかと言えば、「役に立つ=価値がある」でありつつ、私のようにならないのは、「自分の存在そのものが人の役に立っている」になっているはずだからです。

それって究極ですよね!

そこにいるだけで人を笑顔にし、癒やしてしまう赤ん坊のように、何にも出来なくてもただいるだけで価値がある。

理想はそこなのです。

そしてそのためには、他者評価(役立ち感)によって価値を感じるのではなく、自分自身が自分に対し、無条件に価値を感じる必要があるのです。

まだまだ遠いなぁ…(^_^;)

無価値感が自分の可能性を狭める


さて、以前の記事に質問者の方からお返事を頂きました。

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知識さん飛行機のプレミアム席について質問した者です。

早速お答え下さりありがとうございました。

とても嬉しかったです!

なぜ知りたいか?ですが、特に深い意味はありません。

単純に、聞いてみたかったからです。

私は数年前によく飛行機を使うことがありました。

あるとき思い切ってプレミアム席を利用したところ、こんな世界があったのか!という体験でした。

元々が貧乏性で自己肯定感も低かった私には完全に別世界でした。

そしてこの時お金の使い方について考えが変わりました。

この経験が強烈だったので、知識さんのランチ千円縛りからの解放?のお話しを読んでこれを思い出し、そういえば知識さんは出張時の移動はどうされているのかな?と単純に思っただけなんです。

だから本当に深い意味はありません。

ちなみに私も青の翼で、タイミングによっては数千円で別世界でした。

何事も、やってみる前はすごく勇気が必要だけど、やってみたら全然どうってことないってありますよね。

では知識さんののぞみグリーン体験報告、お待ちしています!

長々と失礼しました。

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ありがとうございます。

こちらこそ、嬉しいです。

いいお話しですね。

勇気のお話しは、本当にそうだなぁと思います。

そして、お返事を頂いたことで一つ自分にも気づきがありました。

あれから、飛行機のプレミアムクラスについて調べたんです(「収集心®」)。

いつも青い翼のパックツアーなので「そもそもアップグレードなんてできるんかいな?」と思い。

そしたら、当たり前に出来ることがわかりました。

そして、区間によってはそんなに高くない。

これ何が大事なことかわかりますか?

「収集®」を持つ私ですら、そもそも自分には縁がないと思い込んでいることは調べることすらしないということです。

無価値感って、ある意味自分の可能性を狭めてしまうんですよねぇ。

「どうせ自分には…」と思っていることがあるとしたら、ある意味それはチャンスです。

「本当にそうだろうか?」と疑ってみることをオススメします。

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