ストレングスファインダー®で自己理解と同時に他者理解を深める
何をやっていくにしても、一人ですべてが完結することはないですよね。 私自身も実質個人事業主として仕事をしていますが、そうであったとしても人と関わらずに仕事ができることは決してありません。 ま、そもそも人が相手の商売ではありますが…(笑) いずれにしても、どう自分と違う人と関わりながらやっていくかが自分のパフォーマンスにも影響するし、ある意味生きやすさにも直結する問題です。 自分と他の人は価値観も考え方も違う。 これを否定する人は、きっといませんよね? でも実態はどうでしょうか? 日々他者と接する中で(家族だって他者ですね)、どれだけそれを意識して過ごしている方がいるでしょうか? たとえ意識していたとしても、どこかですれ違うのが当たり前ですよね? それは何故かと言えば、人は誰しも自分の当たり前を、他の人も当たり前に考えているものと無意識に思い込んでいるからです。 コーチングを学び、ストレングスファインダー®を学んでからほとんど使わなくなった言葉があります。 それは、“常識”。 本当の意味での常識なんて存在しないんだなぁというのが、本当の意味で多様性を認識できた時の感想でした。 思い返せば、私自身が見本のように(?)“常識”を振り回していました。 「調和性®」的に必要以上に気を使ってしまう私は、気遣いのない人に対し“正しさ”にこだわる「責任感®」が発動し怒りを覚えていました。 「自我®」もあるので尚のこと…。 ストレングスファインダー®と出会ってから、自分の言うところの“常識”は自分の上位資質が作り出しているものだということを知りました。 そしてそれは同時に、他の資質の組み合わせを持つ他者は、異なる“常識”を持っているということでもあります。 そこに気づいて初めて、自分と他者は価値観も思考も違うということが腹落ちしました。 でもこの状態って最低条件なんですよね。 もっと踏み込んで他者とうまくやっていくには、自分がどういう人と(どういう資質を持っている人と)すれ違い易くて、それはなぜそうなるのかを解明する必要があります。 そして、そのすれ違いをできる限り少なくしていくお互いの関わり方を理解する必要があります。 例えば「調和性®」が上位の私は、何事も“真に受けて”現実的に物事を考えます。 そういう思考のクセを持っているだけに、どう実現するかがないままにただアイディアだけを提示されるとものすごく困惑します。 なんだか思考を振り回される感じがして、とてもモヤモヤとします。 では、ストレングスファインダー®を極めた今はどうかと言えば、相変わらずそういう場面ではモヤっとするしイラッともします。 それでも、そのイラッとしたなりに、自分の何がそう反応しているのかがわかるので、それなりに立て直すことができます。 そんなふうに対処しつつ、自分にはないその広がる発想を借りることができれば、自分一人でやるよりは、何事ももっと幅広く、そして深く取り組めて、より成果が出るようになります。 チームで仕事をしているならば尚のことですが、個人起業家(個人事業主)の方であっても、どこかで誰かの協力をもらって仕事をしているはずです。 であるならば、自己理解と同時に他者理解を深めていくことは必須ですよね。 ストレングスファインダー®はその両方に対して最適なツールだと思います。
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