人の感情に意識の向く人、そうでない人
資質的に言うとどういう場合かと言えば、単純に人間関係構築力上位と影響力上位の場合です。 人間関係構築力で言えば特に「共感性®」の高い人は、一人ひとりの感情に強く意識が向きます。 「調和性®」であれば、その人の感情そのものと言うより、相手との感情的な対立が起きないように振る舞います。 そして、場の空気を乱さないことも大事になってきます。 つまり、何かを判断するときも、何かを実行するときも、そこには必ず他者が関係しています。 具体的には、他者がどう思うか…が関係してきます。 一方、影響力の資質が上位に固まっている人、例えば「活発性®」x「指令性®」のような人だと、あまり人がどう思うか…には意識が向きません。 むしろ、人がどう思おうが自分が決断することが大事になってきます。 「自己確信®」も自分で決めたことに揺るぎない自信を持つので、似たような感じになりやすいと思います。 (※もちろん他の資質の組み合わせによります) いずれにしても、こういう両者の組み合わせの場合、人間関係構築力上位の方が振り回されている感じがしてドキドキすることが多いかもしれません。 影響力資質の高い人の言動を見て 「えっ、そんなことをして(言って)大丈夫なの?」 と心配になるでしょう。 このパターンの場合まず必要なのは、影響力資質の高い人の特徴をそうでない人の方がちゃんと理解することです。 ここも繰り返し書いてきたことですが、影響力資質が高い人は比較的物言いが率直です。 言い換えると、他の人にとっては強い言葉を使っていると感じられがちです。 本人が特に強い言葉を使おうと意識している訳ではなく、自分の言いたいことをオブラートで包むことなくそのままストレートに伝えるので強く聞こえるだけです。 そして、こういう人の特徴は、自分に対するフィードバックも率直であって欲しいと思っていることです。 逆に、下手にオブラートに包むと 「はっきり言ってよ!」 となりがち。 ということで、こういうパターンの場合は人間関係構築力の高い人の方が頑張る方がうまくいく確率は高いと思います。 相手のコミュニケーションのあり方に、決して悪気がある訳ではなく、自分が過度に感じすぎていることに気づく。 そして、可能な限り相手に合わせ率直なコミュニケーションを心がける。 それは、自分にとって心地よくないことを心地よくないと率直に伝えることでもあります。 その上で、相手の、誰がどう思おうと意に介さずに前に進んでいけるその力強さをリスペクトし頼っていく。 そして、影響力が上位の方としては、相手のことを自分にないものを持っていて補ってくれる、そして、自分にやすらぎを与えてくれる大切な存在として信頼を置いていく。 こんな関係性になれたら素敵ですよね。
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