先日は、ある学校法人の管理職の皆さまを対象に、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)を活用したリーダーシップ研修を実施しました。
今回のテーマは、「自分らしいリーダーシップのあり方を見つめ直す」こと。自分の上位資質をもとに、どんな場面で強みが発揮されやすいのか、逆にどんなときに行き詰まりやすいのかを掘り下げながら、それぞれの持ち味をリーダーシップにどう活かすかを考えていただきました。
この研修では毎回、参加者一人ひとりに対してプロファイリングを行っています。単に資質の一覧を説明するのではなく、10資質の組み合わせや配置を読み解きながら、「その人らしさ」の核心に迫っていく。これが、私の考えるプロファイリングの醍醐味です。
たとえば、「アレンジ」と「達成欲」の両方を上位に持つ方には、「予定を自在に組み替えて、空き時間をつくらず効率よく詰め込むことで、短時間でたくさんの成果を出せる方ですね」とフィードバックします。すると、「まさにそれが自分のやり方です」と、大きくうなずかれる場面がありました。
このように、資質をひとつずつではなく“組み合わせ”で読むからこそ、その人だけが持つ強みや傾向が浮かび上がってくるのです。
プロファイリングによって得られるのは、単なる理解ではありません。
「自分のことをちゃんと見てもらえた」という安堵感。
「これでいいんだ」と思える自己肯定感。
そして、「なるほど、だからか」と他者の見方に対する納得感。
こうした感覚は、相互理解を超えて、相互肯定・相互尊重へとつながっていきます。
結果として、管理職同士のつながりが深まるだけでなく、部下に対する見方も大きく変わっていきます。「できていないこと」ではなく、「この資質をどう活かせばよいか」という視点が自然と芽生えてくるのです。
たとえば、慎重に動く部下に対して「もっと早く判断してほしい」と感じていた方が、「あの慎重さって、失敗を防ぐための強みなんだな」と見方を変えるようになります。すると、指導の仕方も「急かす」から「安心して判断できるように整える」へと変わり、マネジメントがより効果的になります。
今回の研修でも、プロファイリングがもたらす変化の力をあらためて実感しました。一人ひとりの資質の絡みを丁寧に読み解き、言語化することで、人は自然と前に進めるようになるのだと、強く感じています。
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株式会社ハート・ラボ・ジャパンでは、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)を活用した各種研修を提供しております。詳細は
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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