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伝えるということは、小さな冒険をするということ

「伝えるということ」最終回です。

本シリーズの内容は、約4年前に書いたものを繰返し転載しているものです。

4年経った今でも思いは変わりません。

伝えるということは、小さな冒険をするということ


伝えるということは、小さな冒険をするということ

私がコーチングやアサーションといったコミュニケーションを学び始めてから10年ほどになります。

学び始めた当初の私に対する印象を複数の方に訊いてみたところ、かたい、こわい、つまらない、と。(^_^;)

もちろん、自覚はありました。だからこそ、学ぼうと思ったわけで。

その当時、伝えるということが、今以上に下手くそでした。

ここまでエラそうに書いてきたことなど、何一つできず。

最初の冒険は知らない人の輪に入っていくことでした。

セミナーとか。

苦痛でした。(笑)

今でも苦手です。特に女子!(爆)

それでも敢えて小さな冒険を続けました。

そして、学びました。

違いを受け容れるということ。

自問するということ。

汲み取るということ。

・・・

少しずつ、伝えるということが出来るようになると、笑顔が作れるようになりました。

構造上、口角は上がりませんが。(笑)

小さな冒険を繰り返すうち、な~んとなく自分に自信が持て、な~んとなく前より自分のことが好きになってきました。

そして、伝えるということの苦手意識も少しずつ薄れていきました。

たぶん、この連載(?)を通じて一番言いたかったのはこれです。

何でもいいんです。

小さな冒険してみませんか?

ずっと前に、ある講座に参加したときのことです。

内容からして、女性の参加者が多いだろうなぁとは思っていましたが、案の定20名近い参加者の中でおじさんは私一人でした。(^_^;)

覚悟はしていたものの、「帰ろうか…」と一瞬、いや何回も思いました。(笑)

その講座は、いろんな方法で心の不安を解消しようというものでした。

最後には、周りの方とハグするという私にとっては超ハードルの高い課題(?)が与えられました。

そして、私はその最大の試練(?)を見事にクリアしました!(笑)

どうでもいい人には、まったくどうでもいいことだと思うのですが、私自身にとっては「ようやくここまで来たかぁ。」と感慨深いものがありました。

ものすごーく自己肯定感の低かった頃の私であれば、「こんな自分とハグするのは嫌がられるに違いない」と思い込んでいました。(もちろん、嫌がる人もいるでしょうけどね…(笑))

そういう不要な思い込みを、少しずつ小さな冒険を繰り返すことで緩めてきたのだと思っています。

まだまだ緩める余地はたくさんあるので、この先が楽しみでもあります。

人って、いつからでも「変わろう」と思った瞬間から変われるものだと思います。

そして、その「変わろう」は、違う自分になろうとすることではなく、そのままの自分を認められる自分になることを指すのだと思います。

そのための冒険、してみませんか?



文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄