ブログ

ストレングスファインダー®の資質「共感性」の悩み

先日オンライン講座「共感性」を扱ったところ、最後に「他の人はこういうときどうしているんだろう?」との疑問を持たれていたのでメルマガ読者に呼びかけたところ、早速数名の方にご意見を寄せていただきました。

ここでその要点を紹介しつつ、私なりの対処に関するアドバイスを書いてみます。

その方の疑問は「家族や自分の属するコミュニティの中で、自分以外に「共感性」上位の人が恐らくおらず、周りの人から自分が思うような反応(共感)を得られないとき、どのように対処したら良いか?」というものでした。

自分と相手は違うことを意識する


共通した意見として見られたのは、自分と相手は違うということを前提として、自分の求める反応がそのまま返ってくることはないという事実を受け止めるということです。

確かに、上位に持っている資質が違えば物事に対する反応、感じ方も当然異なります。

ストレングスファインダー®では、資質を34個に分類しています。

従い、それぞれの資質がTOP5に入ってくる確率は、それなりに低くなります。

つまり、それぞれの資質は、全体から見れば必ず少数派となるのです。

「共感性」の場合で言えば、それをTOP5に持つ人は多くても5人に1人くらいだと思います。

つまり、自分の周りの多くの人は「共感性」を持っておらず、自分のようには無意識に相手に共感することはないということです。

まずは、この事実を頭に置いておくことが大事なのだと思います。

もちろん、「理屈ではわかっているけど…」なのだとは思いますけどね。

いずれにしても、自分と相手は違うということを認識できていれば、自分自身から少し離れた場所から自分とその周りで起こる出来事を俯瞰しつつ客観的に見られるようになります

ご意見を頂いた方々からも

「共感されてないように見えたとしても、相手が共感していないとは限らない。」

「相手にも、自分にも、共感する自由も、共感しない自由もある。」

等の言葉がありました。

合わせて「個別化」が上位にある方からは、「そもそも自分と相手が違うがあたり前なので、すべての相手に共感を求めることがない。」との趣旨のご意見もありました。

なるほど、上位の組み合わせでも違ってきますよね。

その上で、「共感性を使って、相手に共感性がないことをわかってあげればよい。」とのご意見も。

こちらも、なるほど~って感じですね。

自分の言動を選択する


ここは“アサーティブ”にも通ずるところですが、自分が共感して欲しいと思っていて、その期待に相手が応えてくれないときの選択としては二通りあります。

「共感して欲しい。」と伝える(「共感性」の低い人相手には“共感する”が具体的にどういうことか説明が必要かも)か、あきらめてその事実をただ受け止めるかです。

これは、頂いたご意見の中にもありました。

もし、今が何も言えず悶々としているだけだとすれば、「共感して欲しい。」と伝える権利、自由もあるのだと思い出して欲しいと思います。

その上で、敢えてそれを伝えないと自分の責任で選択したとすれば、必要以上に悶々とすることもないと思います。

「共感性」をうまく利用する


頂いたご意見の中には、「周りが共感してくれない寂しさを感じている自分の感情に「共感性」が働き、共鳴してしまっているのではないか?」とのご意見もありました。

なるほど、「共感性」ゆえに、自分の感情を増幅してしまうことがあるのかもしれませんね。

そして、そうであるならば逆にそれを利用して、「身の回りの人でも、テレビの向こう側の人でも、大きな喜びを感じている人の情報に触れ、その人の感情に共感していくことで自分の気分も上がっていくのではないか。」とのご意見でした。

資質は無意識に出てしまうものなので、直接的にそれをマネジメントすることは難しいです。

そういう意味ではどんな環境に身を置くかは自分でコントロールし易いことであり、大切なことですね。


私自身は「共感性」が低く、「共感性」を持っている人を羨ましく思うのですが、どんな資質であってもそれを上位に持つ人なりの悩みや課題がありますね。

そこにうまく対処していくことで、よりその資質を強みとして活かせるようになると思います。



文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄