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資質を言い訳に使わない

ストレングスファインダー®︎は、自分に才能があり得意な部分と、才能がなく不得手な部分の両方を教えてくれます。

前者が自分の上位資質であり、後者が下位資質に相当します。

これがわかった上で適切にその情報を扱わないと、せっかくの優れたツールもうまく活かせないどころか、かえって弊害を生むかもしれません。

下位資質はあきらめる


下位資質は、一言で言えば『あきらめる』べきものです。

では、誰をあきらめさせるかと言えば、自分自身です。

なぜならば、よい意味で下位資質をあきらめきれていないと、無意味に頑張ってしまうからです。

下位資質にあることは、どう頑張ってもそれを上位に持つ人ほどには、絶対にうまくはやれないです。

もちろん仕事をしていく中で、できないとばかり言っていられないこともあると思います。

でも、頑張っても、頑張っても苦手なことが得意になることはないと思います。

だから、自分の苦手なことは、“失敗しない程度にそこそこ頑張る”が正解なのです。

そして、普段人に頼るのが苦手な人は、自分の苦手を積極的に周りの人に頼ると良いです。

自分が苦手なことを、それを得意とする人に頼るということは、ある意味その人の強みを引き出すということでもあります。

そしてまた、自分の苦手をあきらめるということは、できない自分をそのまま受け入れるということです。

自分自身が自分のできない部分を受け入れることで、より楽に生きられるようになります。

自分ができないことを受け入れている人は、自分ができないことにフォーカスするのではなく、できることによりフォーカスしていくので、これまで自分が苦手だったことも、自分の上位資質を活かしてどううまくやれるかを考えるようになります。

例えば私は「目標志向」が31番めで、目標に向かって計画的に物事を進めることは苦手ですが、「責任感」を使い、自分が今のポジションでそれが求められているならば、そのように振る舞うこともできます。

でも、そこはやはりネイティブな振る舞いではないので、それを常時やるのはできないし、それを求めてしまうとしんどくなるだけです。

下位資質を言い訳に使わない


一方で、上で書いたことと同じようで全く違うのは、自分のできないことを周りにあきらめさせるということです。

言い換えると、自分ができないこと、苦手なことの言い訳に使うということです。

例えば、ある人に仕事を依頼して

  「私、それ苦手なんで! 知ってるでしょ!」

なんて、断られたらどうでしょう?

決して気持ち良くはないですよね?

とは言え、一方で頼れと言っておいて、一方では言い訳するなと言われても…という感じかもしれません。

でも、この二つには大きな隔たりがあるのだと思っています。

前者にあるのは、自分を受け入れ、すなわち自分を尊重し、そして自分にない強みを持つ他者を尊重するという姿勢です。

一方で後者は、単なる自分勝手、ワガママですね。

他者に対する尊重は感じられず、他者の強みを自分のものとして、自分勝手に自分の都合のいいように使おうという姿勢

前者の他者尊重には、前に書いたように他者の強みを尊重し、引き出し、活かすという姿勢も含まれています

つまり、頼ること自体がある意味相手のためにもなっているわけです。

微妙なニュアンスの違いですが、伝わるでしょうか?

誰しも、ついつい後者になりがちですが、皆がその姿勢になってしまうとチームとしてもきっとうまくいきません。

自分を尊重し、そして周りも尊重する姿勢、ストレングスファインダー®を活かす上での忘れてはいけない姿勢です。



文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄