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ストレングスファインダー®を活かすための3つのL

ストレングス・ファインダー®を活かす上で、我々日本人コーチが大切にしているものに、3つのLがあります。

それは、Learn it! Love it! Live it! の3つのLです。

その誕生秘話を紹介しつつ、なぜその3つのLが大切なのかを書いてみます。

3つのLにはCurtの愛が詰まっている


この3つのLの誕生秘話を、ギャラップのコンサルJeremy Pietrocini(私が米国Omahaでストレングスコーチ養成コースを受講した際の講師)がGallupの公式ブログの中で書いています。

記事はこちらです。

2015年5月の日本人向けストレングスコーチ養成講座が、Jeremyと、Gallup社でもストレングス・ファインダー®の生き字引的存在で、トップコーチでもあったCurt Liesveldを講師に開催されていました。

実は、大変残念なことにCurtは一昨年急逝してしまいました。

Jeremyのこのブログ記事は、Curtを追悼する意味で書かれたものです。

その中に、今回紹介する3つのLの誕生秘話が紹介されています。

私が日本人の第一陣として米国OmahaのGallup本社でストレングスコーチ養成コース(ASC)を受講した際には、ストレングス・ファインダー®の活かし方の3つのステップは次のように紹介されていました。

Name it! Claim it! Aim it!

資質に名前をつけ、主張し、それを目指せ

くらいの意味かと思いますが、我々が学んだ時も正直ピンと来ていませんでした。

どうやら、この2015年5月期のメンバーもそう感じたようで、記事の中ではこのように紹介されています。
It’s an idea we considered to be simple, a way to explain how individuals move from awareness to application of their themes. In English, it sounds poetic and simple. But as I could tell from the confused looks on our students’ faces, something was getting lost in translation.

これは、個々人がそれぞれの資質について、どんな風に、ただ知っているだけの状態から活かせている状態に移行するのかをシンプルに説明するものだと考えていて、英語では、詩的でシンプルに聞こえるものです。でも、受講生の困惑した表情を見て、通訳にあたり何かが失われていることを知りました。

そう悟ったJeremyは、部屋の後ろにいたCurtに何か良い考えはないかと尋ねたそうです。

そして、返ってきた答えは…
He thought for a moment, then simply said, “It’s learn your strengths, love your strengths, and live your strengths.”

彼はしばらく考えて、さらりとこう言いました。「それは、自分の強みを学び、愛し、活かすことだよ。」

そして、こう続きます。
And that’s when everything changed. Each student let out an audible exhale, as if they had solved the world’s most puzzling challenge.

その時、何もかもが変わったのです。受講生一人ひとりが大きなため息をつきました。それはあたかも世界でもっとも当惑させられる挑戦を解き明かしたかのようでした。

情景が目に浮かびますね。

Jeremyは続けます。
There are more than 12 million people who have completed the Clifton StrengthsFinder to learn their strengths. But how many have continued the journey? Loving your themes is critical with your own top five. But this can also highlight the importance of seeing value in themes that we do not possess.

全世界で1,200万人を超える人(注)が、自分の強みを知るためにストレングス・ファインダー®を受けています。でも、そのうちどれくらいの人が旅を続けているでしょうか?自分の資質を愛することは、自分のトップ5にとってとても大事です。しかしそれはまた、自分の持っていない資質についても知る価値の重要さに光をあてるものでもあります。

(注)2017年4月現在、既に1,600万人を超えています。


さらに、Curtの遺した言葉が続きます。
Living our themes is about purposefully integrating your talent into your daily actions. As Curt would often say, it is when your soul aligns with your role, when your being is demonstrated by doing, and when a raw talent becomes mature and beautiful.

資質を活かすとは、才能を日常の行動に意図的に統合することです。カートが良く言っていました。あなたの魂が、あなたの役割と一致するとき、あなたのあり方が、あなたの行動で示されるとき、そして、あなたの未熟な才能が美しく成熟するときが、それなのだと。

Curtはまさに、3つのLを体現していたのだとJeremyは言います。
Learn: Curt was always learning, always curious. His passion was to discover what was unique and valuable about every strength and every person. Through his discovery process, we all discovered our own authentic selves.

Love: Curt would often say that you have to fall in love with all 34 themes. He did just that, and his love extended to each and every human being who possessed them.

Live: Curt spent every day of the past 15 years living strengths. He embodied the strengths philosophy. He anchored it. He shone his example for all to see.

Learn:Curtはいつも学んでいました。いつも好奇心に満ちていました。彼の情熱は、あらゆる人、あらゆるストレングスに対し、何がユニークで、どんな価値があるのかを発見することでした。彼の発見のプロセスを通して、我々全員が、本当の自分を発見したのです。

Love:Curtはよく言っていました。34すべての資質に恋に落ちるべきなんだと。彼はまさにそうしていました。そして彼の“愛”は、それらを持つすべての人々一人ひとりに広がっていきました。

Live:Curtは、過去15年のすべての日々をストレングスを活かしながら費やしました。彼はストレングスの哲学を具現化しました。そしてそれを定着させました。すべての人がわかるように、自分の例に光をあてました。


いかがでしょうか?

3つのLには、ストレングスをこよなく愛し続けたCurtの“愛”が詰まっているのです。

まず知ることから始めましょう


ストレングスの旅は、自分を知ることから始まります。

自分を知るとは、自分の無意識の強み、弱みを自覚することです。

往々にして、人は自分の弱みには目ざとく気づき、自覚します。

でも、自分の強みは、あまりに自分にとってあたり前過ぎて気づかず通り過ぎてしまうのです。

まず、それを自覚し、意図的に自分の強みに目を向けてみてください

過去を振り返り、自分が喜びに満ちていた瞬間、人を喜ばせ貢献できた瞬間、何かに夢中になって取り組んでいた瞬間を思い出してください

それぞれの瞬間で、必ずあなたの資質が強みとして表に出ていたはずです。

そこに気づいたとき、自分の資質を愛するの感覚がつかめるはずです。

そして、自分の資質を愛すれば、それをもっと強みとして活かす意識が自然と芽生えるはずです

Learn,Love,Liveの3つのLは、こうやってつながっていくものなのです。

Curtの魂を受け継ぐべきものとして

Curt is the soul of the modern global strengths movement. His soul will live on forever, touching millions more lives just as he so profoundly touched each of ours.

Our mission, as coaches and teachers, is to help move people along in their own journey. Many of you were touched by Curt’s work. In honor of Curt and in service to others, consider a specific action you will take today to help someone learn, love, or live their greatest strengths.

Curtは、今日の世界的なストレングスのムーブメントの魂です。彼の魂は永遠に生きています。我々一人ひとりに深く触れたのと同じように、何百人もの人生に触れています。

コーチとして、そして指導者としての我々の役割は、人々を彼ら自身の旅に向かわせる手助けをすることです。あなた方の多くはCurtの功績に感動しました。Curtに敬意を表し、人々が彼ら自身の最も偉大なストレングスを、学び、愛し、活かすことの手助けになる、今日あなたが起こせる具体的な行動を考えてみてください。


Curtの魂を受け継ぐべき者として、上記を胸に刻みたいと思います。


文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄